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千葉県柏市にて日本初/AIで行政の悩み相談をDXする実証実験を開始

テクノロジーによる自殺予防の仕組み作りを行う非営利型 一般社団法人ZIAI(所在地:東京都渋谷区 / 代表:櫻井 昌佳 / 以下、当団体)は、これまで研究開発を続けてきたAIアルゴリズムが、世界的に重要性が増すメンタルヘルス課題およびその受け皿となる行政の人手不足を解消する日本初(2023年8月自社調べ)の取り組みとして、千葉県柏市の実証実験に採用されたことをお知らせいたします。





◾️ 実証実験の概要

本実験においてZIAIは、千葉県柏市の市民全員に対して「ZIAIモデル / 悩み相談AIチャットシステム」の一部機能を公開し、完全自律型の悩み相談AIチャットの動作確認ならびに、悩みに関するデータ取得・分析を行います。

  • 実施期間:8月22日〜11月21日

  • 対象:柏市民

  • アプローチ手法:柏市ホームページ掲載、検索型連動広告

  • ZIAIモデル:https://ziai.io/model


◾️ 提携の背景

現在、日本では厚生労働省が提携するNGOや各自治体が相談窓口を設けており、対面やオンライン、電話やチャットなど様々な手段により相談することができます。しかし、深刻な人手不足を一因として、時間制限や電話のみの対応になるなど、必要なケアが市民に行き届いているとは言えない状況が続いております。また、チャット相談を実施していない大部分の自治体は、厚生労働省のWebページを掲載しているものの、全国からチャットで寄せられる悩み相談への応答率は2.7%~21.4%、つまり8割以上の問い合わせに対応できておりません(平成30年度 革新的自殺研究推進プログラム 研究成果報告書)。


各方面から相談機関への助成活動を通じて悩み相談員の拡充が図られ、数値改善は見られるものの、専門的知見・ノウハウを持った十分な人員確保は一朝一夕には進みません。また、悩み相談員の高齢化も深刻化しており、さらに人手不足が加速する可能性も高い状況です。そこで、ZIAIでは過去3年間にわたり、プロの公認心理士が実際に対応する悩み相談会話データをもとに、悩み相談特化型のAIアルゴリズムを独自開発してきました。


2023年5月、約2週間にわたり悩み相談AIチャットのテスト版を公開したところ、全国の10〜50代のユーザー約300名にご利用いただき、「話を聞いてもらえて心が楽になった」、「AIだと最初に言われなければわからない」というコメントやリピーターを多数確認。実施後のユーザーアンケートでも、公認心理士による相談で得た「ユーザー満足度」と同等のスコアを記録したことから、「悩み相談」としては十分に役割を果たすことができると判断し、今回の実証実験に至りました。



◾️ 柏市の概要

柏市は千葉県北西部の中心に位置し、鉄道では柏市の中央部をJR常磐線(地下鉄千代田線乗入れ)、東武鉄道アーバンパークライン、柏市北部には、つくばエクスプレス、道路では国道6号、16号、常磐自動車道が通り交通の要衝になっています。柏市のスローガンは「つづくを、つなぐ。」市の名前でもある柏の木のように “次の世代へつないでいく”、そんなまちへ。

◾️ ZIAI Model / モデル

「悩める個人」を「街の関係者全員」で守るAI×人の連携モデル。学校に通う子供から家に居る高齢者まで、悩みを抱える個人が24時間/365日いつでもどこでも相談可能なAIチャット相談窓口を有し、公認心理士監修の傾聴・共感に特化した独自AIアルゴリズムが相談に乗ります。加えて、本人の同意を得た上で悩みの種類やリスク度に合わせて電話応対カウンセラーや支援機関に自動で繋ぐことが可能。人手不足の行政対応を補うため、AIと人が連携することで、街全体で悩みを抱える市民や児童に寄り添い伴走する仕組みを提供します。

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